6年前、義理の母が10年以上の闘病の末、ガンで亡くなった。
当時、今とは想像もつかないくらいインターネットでの情報は少なかったと記憶している。
しかし、今でも後悔することがある。
それは、患者として、家族として十分な病気の理解と研究、そして担当医との十二分な情報交換と意思伝達がなされていたかどうかである。
ガンの原因、結果としての病巣、自覚症状と病状推移、経過、対処療法的対策と根本療法、抗がん剤とその副作用、外科手術と転移の可能性、類似症例と対処の結果事例などなど調べるべき事柄は膨大であった。
しかし、義理の息子という立場でどこまで踏み込んでいいものかと躊躇してしまい、医者と直接話すことができなかった。数年間の放射線療法や抗がん剤療法を経過していたことで、もう医者側にすべてお任せするといった空気ができていたのかもしれない。自己弁護のようにも聞こえるが、このときの後悔がきっかけで決心した。「自分や家族の病気や怪我は、精一杯勉強して医者との意思疎通において、真剣勝負できるくらいになってやる」と。
実父75歳、これまで大きな病気もなく健康的に人生を送ってきた。昨年夏頃から指先のしびれや頭痛があり、いくつかの病院で頚椎(けいつい)のCT、MRIなどで検査を受けたが、何の治療も受けなかった。今年の5、6月頃から症状が進行し、7月に入ると杖無しでは歩けず、歩行速度通常の半分以下。箸を持つことも不自由でフォークで寿司を食う。難聴(特に右の耳)。手足のしびれ、痛覚、触覚が減退。トイレや風呂に介護補助手すりが必要なほど。(身障者認定7~5級に相当か?あくまで素人推測です)
7月末、頚椎ミエログラフィー検査実施。目的は、手術計画を決定するための造影剤を入れる詳細検査。
上記ミエログラフィーにより手術内容と時期が決定;8月末の手術は頚部の第3~第5までの間で神経を圧迫している軟骨、骨などを除去し、骨の間隔を確保し、前後ずれを是正するためのプレートを埋め込む。
担当の医者は2回の紹介の末、この症例に研究実績があるとみられるM医師が担当してくださっているので安心している。病名は曖昧な言い方ではあるが、頚椎症性脊髄症とのことだ。
実を言うと、さかのぼって7月中旬に「事件」が起きていた。本人の症状悪化からの焦りから、7月下旬に「他の医者を紹介してくれ」という担当医から見れば、プライドを傷つけるような暴挙に出てしまっていた。
紹介状を書いてもらうまでで急遽とどめさせて、改めてM医師にお詫びをし、お任せしたいとの直談判に行った。紹介状やCT、MRI画像を返却し、ミエログラフィー検査を受けたのだがその際に預かったMRIをスキャナーで控えておいていた。その一部がこの画像である。素人が見ても頚椎の前後のずれや脊髄の圧迫がよくわかる。これが3月時点での状態なので7月の症状進行はむしろ遅いくらいか。
今はM医師を信じ、8月末の外科手術成功を祈るばかりだ。
参照サイト
頚椎症性神経根症・頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいしんけいこんしょう・けいついしょうせいせきずいしょう)病気の症状に関する用語集
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